「真っ白に」「あの道に」(2015年1月展示作品)

水彩画展「人の生活がある風景vol.2」の展示作品を順番にご紹介しています。


真っ白に線路埋もれし氷点下
2014年3月　岩手和井内駅(2014年4月廃止　岩手県宮古市) F6


あの道に最後につもる春の雪
2014年3月　JR山田線茂市駅(岩手県宮古市)　F4


---解説---
真っ白に線路埋もれし氷点下
12年間に渡って描いてきた岩手和井内駅。描くのはこれが最後の日でした。
2010年に大雨による土砂崩れで休止してからは、見た目にはほぼ廃線跡という状態で、おもしろくなかったので鉄道としては見なくなってしまっていました。
でも、最後にあらためてこの線路が形がきれいだなあと思い、休止中にちゃんと見なかったことを少し後悔しました。
雪ってほんとに何でも隠しますね。

あの道に最後につもる春の雪
絵はがきランキングに登場した茂市駅と同じ場所から、同じときに描きました。
でも、紙の大きさが違います。
こちらが、絵はがきにした絵の約4倍の大きさです。
↓こちらとくらべてみるとおもしろいかもしれません。
絵はがきランキング7-5位の記事


---おまけ---
乗ってきました。




この土日の鉄道の変化は、「日本列島改造論」のゴールのような気がしました。
便利になることはうれしいけど、「○○本線」と区切って物事を考える気持ちよさがなくなってしまって、喪失感の方が大きいです。


日暮里から座れなくなる(笑)。


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nice、コメント欄閉鎖の経緯