聖フィリッポ教会(西坂公園)

日本聖二十六聖人記念館を3階まで見学して外に出ると、公園の上に聖フィリッポ教会があります。



日本にガウディを紹介した人の設計だそうです。(記念館の設計も同じ人)
(撮影はOKでした。掲載がふさわしくない場合は削除しますので、ご教授いただければ幸いです。)
記念館の方が案内してくださったのですが、撮影不可かと思っていてただ見ていたら、「写真撮らなくてもいいんですか?」と言われびっくり。


祭壇の花が菊を中心としたアレンジで、純和風でした。

船をイメージした形で、天井が船底のようになっています。


スペインの聖家族教会(サグラダ・ファミリア)と、雰囲気がとてもよく似ているそうです。


こちらは洗礼盤です。


見学を終えて記念館に戻ると、「どうでしたか?」と聞かれ思わず絶句。
宗教施設に個人的な価値判断を加えるのはよくないと思っていたので、何も考えてなかったのです。
なんとか「日本的な雰囲気でよかったです。」と答えました。
そうなんです、建物はスペイン的かもしれないけど、全体的な雰囲気は和風なんですよ。
古〜い扇風機とか、ちょっとした窓が普通のサッシだったり。

私がそう答えると、記念館の人たちは顔を見合わせて「よかった〜」と言っていました。
ひどいことを言って帰る人もいるのかなあなんて思ったりして。

でも、あまりにも評価の確定し過ぎた「日本人ならあたりまえ」的な宗教施設に比べ、自由な感想を持てるところが、教会の長所のひとつだと思います。
機会があったら、ミサに参列してみたいです。

おまけ。

西坂公園にあった、ルイス・フロイスの碑。
彼の著書は我が家にありますが全然手を付けていなくて....これで思いっきり現実に返りました。
そして、殉教などのこともちょっと忘れて、16世紀後半のイエズス会宣教師ってかっこいいよな〜と思うのでした(笑)。

これら一連の見学を終えてからこちらを描きました。

気のせいか、ただ公園でのんびりしたのではないような雰囲気になりました。