編集の有償ボランティア [【業務日誌】]

最近、有償ボランティアで某ボランティア団体の会報誌の編集をしています。

自分、編集者としては全くの素人なのですが、普段編集される立場なのでなんとなく業務を遂行できます。
その会報誌は歴史のある内容が濃いもので、「予算なし、納期なし、文字数制限なし、ページ制限なし、代金なし」という、つまり、書き手が納得するまでやる!!というものです。

しかし、誤解と非難を恐れずに言ってしまいますと、送り手が完全に納得したものほど、受け手にとってつまらないものはありません。
文章に限ったことではなく、すべてのものがそうだと思います。

文章の場合は、わかりやすい構成と程良い長さ、程良い密度が必要です。

で、言論統制的なことをしないでそういった要素を文章に課すために、予算と納期と価格という客観的なものさしは必須だと思います。

そうは言っても、当会報誌は0円(送料等もこちらの負担)ということだけは決まっているので、結局作り手の都合で何でもアリなんですけど。
モノには0ではない値段が必要だとも思ったりして。 適正価格って、作り手の生活を守るためだけではなく、文化や技術やその他人の営みが適切に行われるために必要だと思ってます。

ないといちばんつらいのが実は「納期」。
この仕事をしているとよく、仕事の締め切りがつらいでしょ?って聞かれるけど、締め切り自体は意外にありがたいものです。
何があろうとそこで終わりですから。
期限がない方がつらいです。

だいたい、期限がないものって仕事自体消滅する可能性が高いです(爆)。

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