メサイア53番(終曲) Worthy InThe Lamb That Was Slain~Amen [日々の生活]

ついに、最後の曲です。
最も壮大で、最も難しい曲でした。

前半は「Worthy In The Lamb That Was Slain」。
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後半が「Amen」。
二曲に分かれているような感じです。
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練習の時には、まずは最後まで唄い切るのに一苦労。
特に後半は、途中で止まってしまったら、もう入るタイミングがないのです。

全パート動きがバラバラ。
?? 5.jpg

意味不明です。
こういうのってどうやって作曲するのでしょうか?


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通しで唄ったチャペルの方の、本番の話を書きます。
チャペルなので、会衆の一番後ろの2階、聖歌隊席で唄いました。
舞台じゃないので見られることがないのが救いです。

元々男性が多いクアイアなのですが、本番には更に男性のスペシャルゲストがいらっしゃって、本番直前の練習ではアルトの声が聞こえにくい男声のボリュームになってしまいました。
で、本番直前にして、アルトを聴いて入っていた部分が全滅....。
特に、ヒズヨークイズイージーとオールウイアーシープと、このアーメンで撃沈.....。
やっぱりこの3曲が難しかったです。

しかも、パートリーダーが風邪で、いつもの声量が出せなくなってしまいました。
練習期間中、この方をとても頼りにしていたので、正直かなり焦りました。

でも、ソプラノは全部で4人。
自分とパートリーダー以外のふたりの声を、本番直前と本番で、初めてしっかり聴きました。
今までパートリーダーの声だけを聴いていたのを、激しく反省いたしました。
そして、そのふたりもとても頼りがいがあって、全く不安なく本番を迎えることができました。

さらに、自分にも責任感のようなものが芽生えて(今までもそれなりにありましたがw)、パートリーダーに合わせるのではなくて、自分の音で唄おうという気持ちになりました。
いや、今までもそういう気持ちでしたが、もう一段階そういう気持ちが高まったというか。

結果、本番が今までで一番よく唄えました。
ちょっと間違えたりもしましたが。
アーメンを最後まで唄えたときは、本当に感動しました!!
メサイアを唄うというのは、「人生の目的のひとつ」くらいの長期に渡った目標だったので、とても満足しました。

しかし。
実は、「やっと始まった」という感じです。
まだ、暗譜もしていないし。

まだまだチャレンジします。

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最後に、この経験が仕事にどう役立ったか総括。
私はメサイアのCDを7バージョン持っていて(最近ひとつ増えた)、唄うようになってから、聴くのも更に楽しくなりました。
しかし。
本番終了後、自分に思いもよらない変化が!!

それは、自分たちが唄った解釈と違う演奏をしているバージョンを聴くと、
「下手だなあ」
と、思うことです。
どのバージョンも一流の演奏、録音で、下手なわけがありません。
自分が唄えたということで、思い上がっているのです。

自画自賛をモットーとする自分ですが、他をおとしめる感情はよくないです。
これにはかなりへこみました。
あくまで純粋な自画自賛でなければ。
「人を下手だって思うということは、自分が下手なんだなー」と思わずにはいられませんでした。

なんて愚かな自分(笑)。
他人に不満を感じたら、自分を振り返って反省したいと思いました。
(仕事の場で瞬時にこれができたら苦労しないよ!!)

長らくのおつきあいありがとうございました!
馬鹿だなあ自分(笑)。
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