メサイア39番Their Sound Is Gone Out Into All Lands、44番ハレルヤ

年内の仕事が終わって、今日は大掃除でした。
あまりゴミはでませんでしたが、モノたちをしかるべき場所に移動しただけで、だいぶすっきりしました。
例によって、今回のお正月も、旧暦で行うペースになっております。

さて、39番。
Their Sound Is Gone Out Into All Lands
今までの楽譜に比べて、かなりゆったりしています。

見た目の通り、短くて歌いやすく、明るいメロディーで、詩も覚えやすかったです。
この曲は、メサイア全曲の中で一番好きです。
でも、歌う前は「つなぎのワンフレーズ」としか感じていなくて、ノーマークでした。

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前回の記事で書いた暗〜い合唱、そして更に暗い独唱の後で、小さな明かりのような曲なのです。
この曲の良さに気づいたことが、歌った一番の収穫でした。
小さい曲なのに、360度の広がりと無限の厚みを表現できている曲だと思いました。
画家として、たまに音楽に敗北感を抱くことがあるけど、この曲には完敗です。
しかも、今まで負けていることにすら気づかず何千回も聴いていたなんて。
なんて愚かな自分(笑)。

そして、44番。ハレルヤコーラスです。


この曲は、全部通しで歌う某チャペルと、この曲だけ歌う別のチャペル、計2箇所で歌いました。

その2箇所での歌い方の違いにとても苦労しました。
通しで歌うチャペルの方は、経験者が多かったし、指揮者と伴奏があったので気が楽でした。
しかし、この曲だけのチャペルは、ほぼ全員初心者、またはかなりブランクがある経験者。
しかも固定メンバーが決定していなくて、指揮者も伴奏もなし。
勢いだけでなんとかしました(笑)。

この曲だけは、全パートのメロディーを覚えました。
久しぶりに脳のそういうことに使う部分をフルに使ったという気分です。
普通の暗記とは違う部分です。

そういう頭の使い方をし続けたせいか、出版不況も電子書籍もどうでもよくなってしまいました。
大丈夫か自分?!

普段と全く違うことをするのっていいなー、と、しみじみ思い続けた1年でした。