日本各地の駅 その1(2011/10月-12月展示) [新島々えきなかギャラリー]
↓アルピコ交通上高地線 新島々駅。(2014年4月)
今回から、しばらくの間「新島々えきなかギャラリー」の約3年間のあゆみをご紹介いたします。
時々違う記事もはさみますが、お付き合いいただければ幸いです。
展示を始めた経緯ですが、2011年の夏ころ、私が「常設展示場所が欲しい」とブログ本文かコメントか忘れましたが書いたところ、
ドラもんさんから「いい場所があります!!」と、ご紹介いただきました。
で、アルピコ交通様と交渉が成立しまして、作品準備を始めました。
ところが、私は個展等かなりの経験があるものの、展示作品は至近の新作から選ぶことしかしておらず、ストックの整理とかすごくいい加減でした。
なのでネタは山ほどあるけど、どうにも選びようのない状態で…。
そして、原画ではなくプリントでの展示のため、印刷映えする絵を選ぶというのも慣れないことで大変でした。
元々イラストレーターの私は、印刷を前提にした絵を描くときには、印刷に出やすい色しか使わない、または原画の見栄えは無視して、刷ったときの色を想定して描くという技法を使っています。
なので、自由な創作活動のときには、あえて印刷のことは一切考えずに描いてきました。
そして、展示と印刷の都合で、絵は原寸大でなくなります。
これもまた今まではなるべく避けてきたことでした。
いろいろな意味で勝手は違ってくるものの、これもいつかは通る道、それが今なんだと思い、腹をくくり、
駅に展示するから駅の絵にしようとしぼって、なんとか選び始めました。
常設展示場所が欲しかったのは、こういう苦労がしたかったからでもあります。
前置きが長くなりましたが、
そんな第1回目の展示作品のうち、メインの壁に飾った6点を紹介します。
まずは、2006年に四国に鉄道旅行に行ったときの絵。
誕生月にJR四国のグリーン車が3日間乗り放題になるきっぷで四国を回りました。
伊予鉄道 道後温泉駅 2006年10月
坊ちゃん列車です。
時間の都合で乗っていません。
路面電車よかったな〜。また行きたいです。
四国の列車に乗って乗って乗るだけの3日間でしたが、欲張らなかったのでとても楽しめました。
JR予讃線 海岸寺駅 2006年10月
この年は、地域ごとの描き分けを強化したくて、四国の直後は紅葉をねらい岩手へ。
JR山田線・岩泉線 茂市駅 2006年10月
おなじみの立ち位置。これは早朝です。
四国も岩手も、絵の調子はあまりよくなくて、整理する気力がなかったです。
今見るといい絵なんですけど(笑)。
お金がかかったのに成果がイマイチで、この時の悔しさからいろいろ学びました。
時は過ぎて2007年。
秩父鉄道 三峰口駅 2007年5月
絵の調子はイマイチだけど、モチーフがいいので助けられています。
ここはいずれ、もっとちゃんと描きたいと思っていたのに、あれからもう7年だなんて地味にショックw
さらに時は過ぎて2009年。
JR山田線 上米内駅 2009年9月
さらに時は過ぎ2011年。
津軽鉄道 金木駅 2011年1月
こちらは現在、津軽鉄道の絵はがき「駅」のシリーズに入っています。
日頃、何かあった直後にひとり反省会はしますが、何年か前を情緒的に振り返るってことはほとんどしないので、絵を選ぶのはとても疲れました。
事務的に選べればいいんだけど、そうもいかないのが人間の面白いところですね〜。
今思えばいい訓練でした。
そして、展示が3年続いたことで更に訓練され、この頃振り返ることにも慣れてきました。
これも意外な展開。
つづく。
※アルピコ交通様では、展示してくださる方を随時募集しております。
展示させていただき、ありがとうございます。
今回から、しばらくの間「新島々えきなかギャラリー」の約3年間のあゆみをご紹介いたします。
時々違う記事もはさみますが、お付き合いいただければ幸いです。
展示を始めた経緯ですが、2011年の夏ころ、私が「常設展示場所が欲しい」とブログ本文かコメントか忘れましたが書いたところ、
ドラもんさんから「いい場所があります!!」と、ご紹介いただきました。
で、アルピコ交通様と交渉が成立しまして、作品準備を始めました。
ところが、私は個展等かなりの経験があるものの、展示作品は至近の新作から選ぶことしかしておらず、ストックの整理とかすごくいい加減でした。
なのでネタは山ほどあるけど、どうにも選びようのない状態で…。
そして、原画ではなくプリントでの展示のため、印刷映えする絵を選ぶというのも慣れないことで大変でした。
元々イラストレーターの私は、印刷を前提にした絵を描くときには、印刷に出やすい色しか使わない、または原画の見栄えは無視して、刷ったときの色を想定して描くという技法を使っています。
なので、自由な創作活動のときには、あえて印刷のことは一切考えずに描いてきました。
そして、展示と印刷の都合で、絵は原寸大でなくなります。
これもまた今まではなるべく避けてきたことでした。
いろいろな意味で勝手は違ってくるものの、これもいつかは通る道、それが今なんだと思い、腹をくくり、
駅に展示するから駅の絵にしようとしぼって、なんとか選び始めました。
常設展示場所が欲しかったのは、こういう苦労がしたかったからでもあります。
前置きが長くなりましたが、
そんな第1回目の展示作品のうち、メインの壁に飾った6点を紹介します。
まずは、2006年に四国に鉄道旅行に行ったときの絵。
誕生月にJR四国のグリーン車が3日間乗り放題になるきっぷで四国を回りました。
伊予鉄道 道後温泉駅 2006年10月
坊ちゃん列車です。
時間の都合で乗っていません。
路面電車よかったな〜。また行きたいです。
四国の列車に乗って乗って乗るだけの3日間でしたが、欲張らなかったのでとても楽しめました。
JR予讃線 海岸寺駅 2006年10月
この年は、地域ごとの描き分けを強化したくて、四国の直後は紅葉をねらい岩手へ。
JR山田線・岩泉線 茂市駅 2006年10月
おなじみの立ち位置。これは早朝です。
四国も岩手も、絵の調子はあまりよくなくて、整理する気力がなかったです。
今見るといい絵なんですけど(笑)。
お金がかかったのに成果がイマイチで、この時の悔しさからいろいろ学びました。
時は過ぎて2007年。
秩父鉄道 三峰口駅 2007年5月
絵の調子はイマイチだけど、モチーフがいいので助けられています。
ここはいずれ、もっとちゃんと描きたいと思っていたのに、あれからもう7年だなんて地味にショックw
さらに時は過ぎて2009年。
JR山田線 上米内駅 2009年9月
さらに時は過ぎ2011年。
津軽鉄道 金木駅 2011年1月
こちらは現在、津軽鉄道の絵はがき「駅」のシリーズに入っています。
日頃、何かあった直後にひとり反省会はしますが、何年か前を情緒的に振り返るってことはほとんどしないので、絵を選ぶのはとても疲れました。
事務的に選べればいいんだけど、そうもいかないのが人間の面白いところですね〜。
今思えばいい訓練でした。
そして、展示が3年続いたことで更に訓練され、この頃振り返ることにも慣れてきました。
これも意外な展開。
つづく。
※アルピコ交通様では、展示してくださる方を随時募集しております。
展示させていただき、ありがとうございます。