セルフ桜桃忌@三鷹(3)玉川上水その2 [東京]

まるで森のような玉川上水(むらさき橋)。
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三鷹駅南口から玉川上水沿いに10分くらい歩いたところに、山本有三記念館があります。
代表作は『路傍の石』。
昭和11年から21年まで住んでいた家だそうです。
太宰治と、住んでいた時期は被っていますが、親交はなかったとのこと。
作家として成功し、政治家にもなり、文化勲章を授章し、長寿を全うしたという太宰治とは対称的な人です。
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↓これは「路傍の石」だそうです。
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はっ!『路傍の石』ってどんな話だっけ???

帰宅してから検索したところ、栃木から東京に出てきた貧しい少年が、呉服屋に奉公しながら苦学する話でした。
昔読んだような気がします。
それよりも、山本有三のもう一つの青少年向けの代表作『心に太陽を持て』を、30年ぶりくらいに強烈に思い出しました。
有名な科学者とかの成功に至る道を書いたもので、タイトルと中身が一致しなくて不満でした。

3、4年生頃の自分「あの人たちは心に太陽を持ったんじゃなくて普通に努力したんじゃないの?」ww

「心に太陽を持て」というのは、「自分の中にゆるぎない希望を持て」みたいな意味なのだと思いますが、当時の私は「いつも明るく晴れ晴れと」と解釈したようです(ていうか今でもそう解釈しますが)。
太陽って、雲の状態に左右されるし向きも変わるし夜は引っ込むから、希望とは全然違うと思うのは私だけ!?
実はこれ、長年の疑問です。
明るくて温かいという意味では太陽はありがたいものですが、希望ってもっと頑丈で変化がなくて光や温度で例えられるものではないと思うんですよね。

まあそれはともかく。

記念館を描けたらいいなと思っていたら
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先客がいました。

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庭です。
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庭側からの眺め。
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なんか斜陽館っぽく見えました。
全然違うけど。
大正時代の謎なゴージャス感という意味では仲間かも。

つづく。
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