浄法寺・滴生舎で漆塗り体験 [岩手]
先日の田舎体験ツアーで行った、岩手県二戸市浄法寺の漆塗り体験を紹介します。
浄法寺は、八幡平の北東に位置する町です。
観光名所としては、かつて瀬戸内寂聴さんが住職をしていた、東北最古の寺「天台寺」があります。
浄法寺を含む「二戸市」は、漆の生産量日本一なのです。
(漆器ではなくて、木から採取した漆の量のこと)
漆塗り体験が出来るのは、天台寺にほど近い「滴生舎」。
http://www.tekiseisha.com/
漆器の販売もしています。
小さな町の小さな施設ですが、質のいい商品をお手頃の価格で販売しています。
ツアーの最初に行ったので、何も買わずに帰ってきましたが、これから3日間、食事のたびに普段使いの漆器を使いました。
ああ、ひとつ欲しいなーと思ったものの、通常のおみやげコーナーのものはここより品薄な上、高価で...。
通販もあるので、検討したいです。
売り場の隣では、職人さんが漆塗りをしています。
ここで、お箸の絵付けをします。
漆塗り体験というからには、職人さんのようにヘラでペタペタ塗らせてもらえるのかと思っていたのですが、
「漆はかぶれるので、素人さんには危険です。」とのこと。
漆職人さんたちは、普段から漆を扱っているので免疫ができているのだそうです。
こちらが体験のテーブルです。
漆に顔料を混ぜた専用の絵の具で、お箸(約3000円)に絵付けをします。
絵具には粘り気があって、よく伸びます。
混色も自由にできます。
厚く塗ると乾いたときにヨレたような筋が入ってしまうので、薄く塗るのがポイントです。
描いた感じは、「久しぶりに使う絵具やポスターカラーにできたうわずみ」の感触と似ていました。
.......わかるかなあ?
写真ではわからないですが、3000円するだけのことはあります。
普段は数百円のお箸を使っていますが、何から何まで違います。
これを使ったら、安易にインスタント食品を食べなくなりそうです。
絵なんかない方が美しいのではないかという気がしないでもないですが、張り切って描きます!
スポンジや麺棒を使えば、絵が苦手でも上手に模様を付けられます。
もちろん、漆塗り職さんたちが指導してくれます。
失敗したときは、職人さんに頼んで、溶剤でふき取ってもらえば、描き直せます。
私が描くものといったら
ポッポー!!
描き終わったら、発砲スチロールに立てて、「フロ」と呼ばれている乾燥室で乾かします。
漆は、普通にしていたら絶対に乾くことがなく、乾かすためには適度な湿度と温度が必要だそうです。
この収納棚のようなところがフロです。
漆絵具は、乾くと少し黒っぽくなるそうです。
乾いて、送られてきたらまた記事にします。
直接肌につくことさえ気をつければ、難しくはありません。
漆の上に描くのは、紙に描くより描きやすいです。
同じツアーに参加した5歳の坊やは、3日間でこれがいちばん楽しかったそうです。
二戸市浄法寺塗り 滴生舎
http://www.tekiseisha.com/
【追記】
体験の約10日後、乾いたお箸が送られてきました。
完成品はこちらの記事で。
http://yellowsonic.blog.so-net.ne.jp/2010-04-20
浄法寺は、八幡平の北東に位置する町です。
観光名所としては、かつて瀬戸内寂聴さんが住職をしていた、東北最古の寺「天台寺」があります。
浄法寺を含む「二戸市」は、漆の生産量日本一なのです。
(漆器ではなくて、木から採取した漆の量のこと)
漆塗り体験が出来るのは、天台寺にほど近い「滴生舎」。
http://www.tekiseisha.com/
漆器の販売もしています。
小さな町の小さな施設ですが、質のいい商品をお手頃の価格で販売しています。
ツアーの最初に行ったので、何も買わずに帰ってきましたが、これから3日間、食事のたびに普段使いの漆器を使いました。
ああ、ひとつ欲しいなーと思ったものの、通常のおみやげコーナーのものはここより品薄な上、高価で...。
通販もあるので、検討したいです。
売り場の隣では、職人さんが漆塗りをしています。
ここで、お箸の絵付けをします。
漆塗り体験というからには、職人さんのようにヘラでペタペタ塗らせてもらえるのかと思っていたのですが、
「漆はかぶれるので、素人さんには危険です。」とのこと。
漆職人さんたちは、普段から漆を扱っているので免疫ができているのだそうです。
こちらが体験のテーブルです。
漆に顔料を混ぜた専用の絵の具で、お箸(約3000円)に絵付けをします。
絵具には粘り気があって、よく伸びます。
混色も自由にできます。
厚く塗ると乾いたときにヨレたような筋が入ってしまうので、薄く塗るのがポイントです。
描いた感じは、「久しぶりに使う絵具やポスターカラーにできたうわずみ」の感触と似ていました。
.......わかるかなあ?
写真ではわからないですが、3000円するだけのことはあります。
普段は数百円のお箸を使っていますが、何から何まで違います。
これを使ったら、安易にインスタント食品を食べなくなりそうです。
絵なんかない方が美しいのではないかという気がしないでもないですが、張り切って描きます!
スポンジや麺棒を使えば、絵が苦手でも上手に模様を付けられます。
もちろん、漆塗り職さんたちが指導してくれます。
失敗したときは、職人さんに頼んで、溶剤でふき取ってもらえば、描き直せます。
私が描くものといったら
ポッポー!!
描き終わったら、発砲スチロールに立てて、「フロ」と呼ばれている乾燥室で乾かします。
漆は、普通にしていたら絶対に乾くことがなく、乾かすためには適度な湿度と温度が必要だそうです。
この収納棚のようなところがフロです。
漆絵具は、乾くと少し黒っぽくなるそうです。
乾いて、送られてきたらまた記事にします。
直接肌につくことさえ気をつければ、難しくはありません。
漆の上に描くのは、紙に描くより描きやすいです。
同じツアーに参加した5歳の坊やは、3日間でこれがいちばん楽しかったそうです。
二戸市浄法寺塗り 滴生舎
http://www.tekiseisha.com/
【追記】
体験の約10日後、乾いたお箸が送られてきました。
完成品はこちらの記事で。
http://yellowsonic.blog.so-net.ne.jp/2010-04-20
やはり筆遣いに慣れていらっしゃいますね(^^)
by an-kazu (2010-03-27 09:34)
上澄みってプラモデルの色を塗って蓋の開けっ放しに気づいた時みたいなんでしょうか？ポッポー!!の煙がいい感じに爆煙ですね！うちの実家では、出が家具屋の母は、毎年梅雨の時期に漆の塗り替えをやりますが、耐性のない父と自分は痒くてたまりません（涙）。
by mincer (2010-03-27 10:50)
sonicさん特製の箸 いいです。
漆塗りの箸‥に自分で絵付け。子供達も大切に使いそうですね。「わんこそばツアー」の経路の中に組み入れてみようかな？
by suzuran6 (2010-03-27 12:56)
その汽車の箸、ほしい（＾＾
by さといも野郎 (2010-03-27 19:47)
「ポッポー」とってもいいですね。
嬉しくなっちゃいます。
漆職人さんの評価を聞いてみたいですけど。
by emu310 (2010-03-28 07:11)
この箸・・・カワイイです♪
フツーに売れそうです（＾－＾；
by yas (2010-03-29 09:36)
>>an-kazu様
ありがとうございます!
なんだか張り切ってしまいました。
綿棒で描いていた人のがおもしろい出来映えでしたよ。
by sonic (2010-03-29 22:19)
>>mincer様
水性塗料の上澄みとも似ています!
漆の塗り替えって、初めて聞きました。普段使いの漆器や家具があるのですか?
見ているだけでもかゆくなるなんて、漆は強烈なんですね。
by sonic (2010-03-29 22:22)
>>suzuran6様
子ども用の短いお箸もありました。
漆のお箸は絶妙なスベスベ感で、お箸のトレーニングにぴったりだと思いました。
わんこそばツアーの折には、是非お立ち寄りくださいね!!
by sonic (2010-03-29 22:24)
>>さといも野郎様
自分で使う気満々で、赤いお箸にしてしまいました。
黒にして、鉄男子に売るんだった(笑)。
by sonic (2010-03-29 22:25)
>>emu310様
漆職人さんたちは、絵の出来映えよりも、手に付けたりする人がいないか安全確認に大忙しでした。
みなそれぞれ、いいお箸を作っていましたよ。
by sonic (2010-03-29 22:27)
>>yas様
漆職人さんが絵付けしたお箸が売られていましたが、もっとお見事で、これはやっぱり素人の絵でした。
職人さんのは、絵の部分も漆らしい味わいでした。
乾いたらどうなるのか楽しみです。
by sonic (2010-03-29 22:30)
このような旅先での体験、いいですね＾＾
by ドラもん (2010-03-31 21:07)