炎熱や...【「東京から○○へ」展示作品】 [2013年1月「東京から○○へ」]

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炎熱や
遮断機の房
揺れにけり

関東鉄道常総線 水海道駅
2012年8月 水彩F2

「や」と「けり」を両方使うのは下手な句です、はい。
推敲して「炎熱に」にします。
「炎熱」はすごく好きな季語です。

昔、真夏、めったに降りない臨港の踏切の前で、遮断機がゆらゆら揺れていたことを思い出します。
何の意味も内容もないただのシーンですが、大切な思い出です。
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「○○鉄」について。

その昔、「渋カジ」が流行り始めた頃のこと。(私は男性向けファッション雑誌のライターでした。)
某カリスマ的ストリート系ショップに取材に行きました。
そして、「ストリートカジュアル系ですよね?」みたいな質問をしたら店主さんに
「あなたたちのそういうカテゴライズが、ファッションをつまらなくしている。
ぼくらは混沌を楽しんでる、それでいいじゃないか。」
という回答をいただきました。

カテゴライズとマニュアルで一世を風靡したその雑誌への強烈な一撃。
私はこれに衝撃を受け、納得し、その後の取材の仕方が変わりました。
安易にカテゴライズするのもされるのも止めようと。

それから時は過ぎ、「○○鉄」という言い方が流行りだし、「何鉄ですか?」と聞かれるたびに
あの店主さんを思い出します。
店主さんのような、潔い回答をしたいと思うのですが......

勇気が要りますね。

なので、「何鉄」の質問には、
「模型と海外と大物コレクション以外は全部です」と回答しています。
ちょっと大風呂敷ですけど。

一度言ってみたい!!
「あなたたちのそういうカテゴライズが、鉄をつまらなくしている。」

書いちゃいました(笑)。
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