静岡ホビーミュージアム 船編 [清水・静岡]

古今日本のプラモデルを集めた「静岡ホビーミュージアム」船編です。
版権を考慮して画像が小さめです。

こちらは1950~60年代頃の製品。プラモデル前史の木製キットのようです。
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戦艦の表現が生々しいです。
絵師の方には戦争体験があるのはもちろん、従軍体験もあるのかもしれません。
昔はこういう絵が怖くて仕方なかったです。
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だからこそ、戦争と関係ない船の絵はなごみます。
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そしてこちらは1970年代のプラモデル。
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軍艦が清々しく描かれています。
あまり怖くないです。70年代の感じ。

海の広さや雄大さが、帆船の姿にうつされているようです。
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「海」は何を象徴するのか。
民族や習慣、状況や生活体験によって、いろいろな答えがあるようです。

最近ネットで叩かれている某シーシェパードさんのポエムですが、あれは海を死の象徴としている聖書の世界観のようです。
だから、そちらの文化圏の方は叩いていないようです。

実は私も、静岡で地震津波エリート教育を受けてきたので、わりと海は死の象徴に感じます。
(でも今はそういうポエムを詠むタイミングじゃないと思うけど。)
しかも静岡では戦時中に地震があったので、地震と津波と戦争はセットで親から聞かされます。

だからあんまり海を楽しめなくて、つまらない人と思われてきたかもしれないです。
でも、大きい船は安全そうなので大好きです。
そして海も好きです。好きだけどやっぱり怖いです。そこがまたいい。

プラモデルの枠を超えて、私にとっては美術鑑賞になってまいりました。
続く。

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